CHECK
対応推奨ポイント
お客様のホームページは大丈夫でしょうか?
未対応の場合、セキュリティや検索結果順位、
ユーザーの使い勝手や印象に関わる特に重要なポイント7選をご紹介。
1.スマートフォン対応(=スマホ対応)
未対応時の代表的なデメリット
- 検索結果順位にネガティブな影響
- 単純にスマホ利用者にとって使い難い
- ページが表示されるのに時間が掛かる(重たい)
簡単解説
現在Googleはパソコン用ではなく、スマホ用のホームページを評価の基準としています。(MFI:モバイルファーストインデックスという施策)
この評価は検索結果の順位に影響するため、SEO対策の一環としてもスマホ対応は欠かせないポイントとなっています。
また、下図のようにスマホ対応していないホームページは、単純に画面横幅に収まるよう縮小表示されてしまいます。
対して(レスポンシブwebデザインの)スマホ対応ページは、閲覧する端末の横幅に合わせて情報を見やすいサイズや並びに最適化します。
加えて重たい画像など、スマホ表示で無くても構わない情報は表示しない設定も可能。
読み込みデータが減る分、ページ表示速度の低下を防ぐ事ができます。
スマホ非対応の場合
スマホ対応の場合
2.常時SSL(=常時HTTPS)
未対応時の代表的なデメリット
- (通信が暗号化されていないため)盗聴改ざんのリスクがある
- 多くのブラウザで警告が表示される
- 検索結果順位にネガティブな影響
簡単解説
常時SSLとはお問い合わせフォームなどの一部ページでなく、ホームページ全体をHTTPS化(通信の暗号化)する事を指します。
URLがhttpのホームページ(httpsではない)は通信が暗号化されていないため、悪意ある第三者から盗聴・改ざんを受けるリスクがあります。
最近のブラウザではこれらのリスクをユーザーに注意喚起する目的で下図のような警告が表示されてしまいます。
Google社のChrome
Microsoft社のEdge
Apple社のSafari
また常時SSL非対応のホームページは、検索結果順位においてもネガティブな影響を避けられません。
Googleは2014年8月、常時SSLか否かを検索結果順位決定要因の一つとすることを公表しています。
SEOの観点から見たとき、良質なコンテンツ(ユーザーに有益な情報)程の影響度はありませんが、一要因である事は紛れもない事実です。
3.Flashコンテンツが残っている
未対応時の代表的なデメリット
- 検索結果に表示されない
- ブラウザでブロックされて実行できない
- セキュリティ上のリスクがある
簡単解説
2020年12月31日をもってAdobe Flash Playerはサポートが終了しています。
これに先立ち、GoogleはFlashコンテンツが残っているページを検索結果に表示しない方針を決定。
この一点のみでもFlashコンテンツの放置がホームページ運用に多大な悪影響を及ぼすことがご理解いただけると思います。
そもそも一般的なブラウザのほとんどが、下図のようにFlashコンテンツの自動的な実行をブロックしています。
セキュリティ面の脆弱性が問題視されてきたFlashですが、ホームページ訪問者が受ける印象も含めて、迅速な対処が求められています。
実行がブロックされた例
4.(実は怖い)リンク切れ
未対応時の代表的なデメリット
- ユーザーの印象が悪い(管理されていない感)
- ユーザーに様々なリスクを与えてしまう可能性
簡単解説
リンクには”内部リンク(ホームページ内部の別ページにリンク)”と”外部リンク(他のホームページにリンク)”の二種類があります。
内部へのリンク切れであれば「404 File not Found」や「404エラー」のページが表示されてユーザーの利便性を損なう程度の影響となりますが、外部へのリンク切れは特に注意が必要です。
上述した内部リンクと同様のエラーであればまだ良いのですが、様々な理由で管理されなくなったホームページのドメイン(アドレス)は、第三者に悪用されるケースも散見され、問題視されています。
信頼できるお客様(御社)のホームページだからと安心してリンク集をクリックしたら、公序良俗に反するような内容が表示されたり、元々のページに似せて作ったフィッシングサイトになっていたら…。
ユーザーが実害を受けるリスクも考えられるため、特に外部へのリンク集などは定期的なメンテナンスをお勧めします。
5.CMSやプラグインの更新(バージョンアップ)
未対応時の代表的なデメリット
- セキュリティ上のリスクがある
- 運用に支障をきたす可能性
簡単解説
CMSが分からない方は、こちらのページをご参照ください。
残念ながらセキュリティリスクゼロの完璧なCMSはこの世界に存在しません。
人の手で作られている以上、バグやセキュリティホール(脆弱性)はどうしても発生してしまうのです。
クラッカー(=ブラック・ハッカー)はこれらの隙を突いて、不正侵入・破壊・盗聴・改ざんなど、様々な攻撃を仕掛けてきます。
新たに発見された脆弱性に対処すべくCMSも新バージョンが次々とリリースされます。(適切に管理されているCMSであれば)
ホームページやそこで取り扱う情報を危険に晒さないためにも、ある程度定期的なバージョンアップは必須と言えます。
※windowsが毎月アップデートするのと同様、頻度の違いはあれどCMSもバージョンアップでセキュリティリスクに対処しています。
6.(極端に)デザインがいけてない
未対応時の代表的なデメリット
- ユーザーに不安感を与える
- 機会損失のリスク
- リクルートに悪影響
簡単解説
シンプルで飾り気が無く中身の充実した(ユーザー目線の)ホームページは、古さはあっても案外使いやすかったりします。
逆に当時のトレンドを追求し過ぎていたり、意味なく原色を多用、チカチカしたり動き回ったりと見た目のデザインがいけてないページも…
個人ブログであれば作り手の自由ですが、法人や団体のホームページとしてはいただけません。
“ホームページは会社の顔”などと言われたりしますが、ユーザーに不安を覚えさせるような見た目は早めに改善すべきです。
せっかく良い製品やサービスを提供しているのに見た目で損をしてしまうことも…
仮にご自身が求職者の立場だとして、ちょっと怪しい古臭いホームページの企業に応募するでしょうか?
ホームページは見た目も内容も”見る側の立場に立って”作る必要があります。
7.見やすさ使いやすさへの配慮が欠けている
未対応時の代表的なデメリット
- ユーザーの離脱に繋がる
- クレームや低評価レビューのリスク
簡単解説
下記は一例ですが、当てはまるものはありませんか?
- 年配者対象なのに極端に文字が小さい
- 画面がやたらと動いてマウス操作し難い
- 見たい情報にたどり着けない
- フォームの入力欄がやたら多い
- メニューが全部英語で書いてある
上記例が絶対にNGという事ではありませんが、自社や制作者(WEBデザイナー)目線のみで作ると、使い難くなってしまうケースがあるのです。
ホームページのターゲットは誰なのか(お客様、求職者、パートナー企業etc)?ターゲットはどのような情報を求めてどのように行動するのか?
徹底的にユーザー目線を追求する事が、使いやすいホームページの制作において欠かす事のできない最重要要素となります。